フォトリエのカメラマン、小畑トモコです。
先日「婚活撮影に使える女性のポージング」の記事を書きました。SNS経由で見ていただいたり検索で来てくれた方もいて、とても嬉しいです。今日は動画カメラマンの黒木さんにお願いして、男性のポージングサンプルを撮影しましたのでご紹介します。
ポージング以外にも、撮影前に気をつけるポイントをまとめたので是非ご覧ください。
女性版はこちら↓

スタジオに来る前に。予約後すぐに実行すること
撮影日に合わせてヘアサロンを予約する
スタジオを予約して「よし安心!」ではありません。撮影の日に合わせて、婚活写真に大切な「清潔感」を作り上げていきましょう。撮影日の同日または近い日にちで、ヘアサロンを予約するのがお勧めです。慣れないおしゃれをする必要はありません。伸びっぱなし・ボサボサでない、綺麗なスタイルであれば大丈夫。
より清潔感を出したい場合は、眉毛サロンで眉を整えるのもお勧めです。印象ががらっと変わります。
どの服装で撮影するか考える
「服装や見た目で相手を選ぶ女性は嫌だ」そう思う男性もいらっしゃるかもしれません。しかし「今のままの自分」には、今の自分に相応しい出会いしかありません。ファッションは相手のためにするもの。素敵な相手と出会うために、最低限、相手に不快な思いをさせない…そして相手に喜んでもらう自分になるために、服装は疎かにせず、気を遣ってほしいと思います。
結婚相談所で婚活をする場合は、スーツやジャケットスタイルが基本です。マッチングアプリではもっとカジュアルな服装でも大丈夫です。いづれにしても清潔感を出して「気配りができる男性」という雰囲気を出していきたいですね。
また、昔買ったスーツは、デザインの流行りが違ったり、現在の体型と合わなくなっている可能性があります。毛玉ができていたり、素材がくたびれてしまっている場合も。「持っているから大丈夫」ではなく、サイズ感や状態を確認して、もし違和感があれば新しいものを用意したほうが良いでしょう。
服以外のアイテムも揃える
洋服が決まったら、それに合わせるアイテムも是非考えてみてほしいです。以下は必ずしも必要ではありませんが、この機会に是非揃えてほしいアイテムです。
- ネクタイ
- ネクタイピン
- ポケットチーフ
- 靴
これらのアイテムを揃えておくと、スーツやジャケットを着こなせる男性という印象になります。高級でなくても良いですし、こだわりや個性のあるデザインではなく、無難なもので大丈夫です。
ここには挙げませんでしたが、私個人としては「腕時計」も重要アイテムです。付けていない人が増えている今こそ、差がつくアイテムの一つです。お持ちの方は是非ご用意ください。
服を洗濯・クリーニングに出す・ハンガーにかけておく・ブラシやコロコロで汚れを取る
「この服でいこう!」と決めても、シワがついていたりヨレヨレな状態では、ダメですよね。着慣れていないことが伝わってしまいます。買った服はハンガーにかけ吊るしておく、洗濯した服はアイロン等でシワをとっておく、フケやホコリも写真に写ってしまいます。ブラシやコロコロで綺麗にして下さいね!


ちなみに、この撮影の為に動画カメラマンの黒木さんにスーツを用意してもらったのですが、シワひとつなく、とても綺麗! わざわざクリーニングしたのかと思って聞いたところ、なんとこれはユニクロのスーツで、家庭の洗濯機で洗える上に、しわがつきにくく、ストレッチも効いていて、動きにくい・堅苦しいというイメージを払拭するジャケット・パンツとの事。家で洗ってここまでシワなく仕上がるの素晴らしいですね。私も買おうと思います…!
婚活写真に使えるポージング
基本の立ち方
それでは、ポージングについてお話ししていきます。基本的には、カメラマンや同行する仲人さんの話を聞いて動いてもらえれば大丈夫です。基本の立ち姿は腕をまっすぐ下ろし体の横に。または自然に体の前で組むようにします。背中の肩甲骨を少し寄せるイメージをすると姿勢が良くなります。



手の位置を少し変えて自然に
写真では「言葉」は伝わりませんが、表情と手の位置で「伝わる印象」が変わります。基本の立ち姿勢は手を体の横に下ろした状態ですが、実際に人と対面する時、この姿勢でいることは少ないですよね。基本が撮れたら、手を前で組んだり、片手を腰に添えたり、動きをつけてみると自然な写真になります。



腰に手を当てる場合は、腰骨の位置に4本指を沿わせます。肘の角が強調されるように、角度を調整しましょう。カメラマンや同行する仲人さんに相談しながら、良い角度を探していきます。
個性が現れるポージング
こちらはその人らしさが現れるポージングです。結婚相談所さんによっては「腕を組んでいると偉そう・威圧的に見える」との事で腕組みはNGとする場合もあります。マッチングアプリで使用する写真や、バリエーションの一つとしてお考えください。



①ゆったりと腕を組む ②腕を組んだ状態から片手を軽く上げる ③時計を触る仕草。時計が無くても素敵なポーズです。
壁に寄りかかれると、より自然なポーズに
スタジオによりますが、壁や窓に寄りかかれる状況だと、リラックスしてより自然なポージングが可能です。ポーズと言っても「形を作る」のではなく「何かの仕草の途中」です。それが自然なポーズになりますので、自分を作ろうと思わず、安心してカメラに向き合って下さいね。




①足を崩して手を前で組む ②腰骨に片手を置く ③ネクタイピンを触る仕草 ④手をネクタイの結び目の近くに
ここまでは、ジャケットの下のボタンは開けた状態で着用していました。シングルスーツの場合、立っている時は一番下以外のボタンを閉める、座っている時はすべて開けるのがマナーです。
ノーネクタイでカジュアルに
バリエーションとして、ノーネクタイもお勧めです。軽やかな印象になりますね。


出会う準備は始まっている!
いかがでしたか? 撮影のポーズはカメラマンや同行する仲人さんがアドバイスをくれるので、緊張せず振る舞ってもらって大丈夫です。ただ、事前の身だしなみ、洋服や髪型については、ご自身で準備が必要です。写真撮影で後悔しない為に、髪型やお洋服ぜひ考えてみてくださいね。




関連記事も是非ご覧ください。へばまんづ(秋田弁)カメラマンの小畑でした。